先日、同窓会の活動を通してつながらせていただき、交流させていただくようになりました横浜市大の大先輩、猿渡紀代子先生を尋ねて大佛次郎記念館を訪ねました。
猿渡先生は、ポール・ジャクレーの研究、展覧会に取り組んだ功績により、仏勲章シュバリエを受賞されています!!!!
猿渡先生と夫と私でランチまでさせて頂き、あれやこれやと話は尽きず、あっという間の幸せな時間でした。
話をさせて頂く中で、世代は違うけれどもお世話になった先生が共通していたりと、
お話をする中で、市大時代を思い出し、改めて、私の原点は、横浜市立時大学時代にあるのだなぁと、思い、今日は私の市大時代について、書きとめておこうと思います。
仏文科、という名前でこそありませんが、
当時の私がいた市大の欧米文化学科には、ユニークな専任の先生の他、英語、ドイツ、フランスの文化系の非常勤の先生の授業も多く、フランス語選択者は、仏文科と同じ位、フランスのことを学ぶことができました。
語学の授業はもちろん、(語学の授業はあまり好きではなかった、今もだけど、今更ながらああ後悔)、フランス文学、思想、政治、社会について幅広く学べました。
そういえば、私の卒論は、マルグリット・デュラス「L’amant」における主人公の人称変化について、です、、!!!
うわーもう完全にフランスかぶれの少女やん(笑)。いや、大学生は少女と言わないな。
そして、当時の市大には、LL教室と言うものがあり、語学の勉強や映画を見れるお部屋があったのですが、ヨーロッパや日本の古い映画から、最近の映画まで、それはそれはたくさんの映画を見ることができました。著作権の関係のこともあり、そのLL教室も今はなくなり、本当に残念です。
私はそのLL教室でフランスの古い映画、例えば天井桟敷の人々とか、パリの屋根の下とか、危険な関係(ジャンヌ・モローと音楽が最高にかっこいい!)とか、ヒロシマモナムールとか、トリュフォーの映画(ドパルデューの若い頃ってかわいい!(笑))はほとんど見ましたし、また、日本の小津安二郎の映画や成瀬巳喜男、溝口健二監督の映画なども見ることができました!!
当時の私は、自分が何がしたいのかよくわからなかったけど、とにかく何か自分の興味のあるものをたくさん吸収しようと言う気持ちでした。
そんな横浜市立大学時代の頃に思いを馳せながら、、、、
子育てが終わったら、短期でいいから、フランスに語学留学してみたいなーなんて思ったのでした。夢だなぁ。
(写真は、大佛次郎記念館にある素敵なカフェの猫の置物。この猫ちゃん息子に似てる!!)
最後に、お話しさせて頂いた猿渡紀代子先生が携われているポール・ジャクレーの版画の展覧会が、太田記念美術館であるそうです!!
私も観に行くつもりです。息子と一緒に行きたいな。版画の色合いを間近で見せてみたい。
日本とフランス、版画と洋画、日本の版画の職人たの技。様々なカルチャーがミックスした不思議な版画の世界を私も見に伺うつもりです。
Comentarii